大津絵美術館

庶民に愛された民画を畳敷きの間で味わう
06-1
 1000年余りの歴史を有し歴代天皇を奉安してきた名刹、円満院門跡の境内にある(ちなみに、「門跡」は皇室と深い縁(ゆかり)を持つ寺院に与えられる称号)

 大津絵は、江戸時代、人々の往来で賑わった東海道の宿場町、大津で生まれた。 大津絵は日本の代表的な民画として知られ、鬼の念仏、藤娘、鷹匠、座頭、槍持奴などがあり、それぞれの画題に応じて護符としての意味も持つ。 館は、第56世の門主がコレクションしてきた古今の作品を広く公開する場にと、昭和46年(1971)開館した。 設立にあたり、全国に呼びかけて寄贈を受けた作品多数もあわせて収蔵されている。

 元禄時代初期から、東海道と伏見街道の分岐点にあたる追分(今の大津市追分町)には、大津絵の絵師や画商が軒を連ねていた。 当時、松尾芭蕉が「大津絵の筆のはじめは何仏(なにぼとけ)」と詠んだように、阿弥陀仏などを描いた仏画として始まったが、次第にさまざまな画題が描かれるようになる。 江戸後期(幕末)になると、大津絵の画題を唄った大津絵節が大流行。 さらに名は高まったが、絵柄自体の簡略化が進み、画題も減少した。

 ホームページ

所:大津市園城寺33 総本山圓満院門跡
時:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休:無休
¥:一般500円、高校生300円、小中生無料
TEL:077-522-3690  FAX:077-522-3150
P:30台(圓満院門跡)
交:JR琵琶湖線「大津駅」からバスで「三井寺円満院前」下車、徒歩3分/京阪石山坂本線「別所駅」下車徒歩5分
大津市園城寺町33番地
PAGETOP