宝厳寺 宝物殿

霊島竹生島に伝わる寺宝
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 竹生島は琵琶湖の北部に浮かぶ周囲約2キロの小島で、堅固な屏風岩が島のまわりを取りまき、鬱蒼とした緑樹が全山を覆う。人々を拒むような島の姿は、古来より聖地として崇められ、現在も宝厳寺と都久須麻神社、土産物店以外に民家は存在しない。宝物殿は宝厳寺に伝わる仏像や絵画、教典、書状、そして奉納された数々の美術品など、湖北随一といわれる寺宝の保存と一般公開を目的に昭和28年(1953)に設けられた。寺宝には国宝や国指定の重要文化財も多く、創建以来の奥深い歴史を物語っている。

 館内に展示された木造の「弁才天坐像」は身の丈1mを越す堂々としたもので、色落ちはしているが鮮やかな彩色が施されていたことがわかる。本堂(弁才天堂)内にもこれによく似た弁才天坐像が2体あり、後陣にはさらに数体が安置されているという。これは1000年の昔から信者によって執り行われてきた「蓮華会」(れんげえ)の祭礼儀式において、頭役に選ばれた信仰心の厚い信者が、毎年もしくは数年ごとに新造・奉納してきたご本尊の数々である。頭役を務めることは信者の最高の栄誉とされ、像の大きさや装飾など、年々麗美を競う傾向にあったとされる。

所:長浜市早崎町竹生島1664
時:3~11月9:30~16:30、12~2月10:30~16:00
休:無休
¥:中学生以上300円、小学生250円、未就学児は無料
TEL:0749-63-4410
P:各港の駐車場を利用
交:長浜港、彦根港、今津港から定期観光遊覧船が就航。所要約20~40分
長浜市早崎町竹生島1664-1
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