田上鉱物博物館

湖南アルプスの麓で石の輝きに触れる
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 琵琶湖の南部に連なる田上山(標高400~600mの太神山(たなかみ)、笹間岳(ささま)、国見山(くにみ)などからなる山地の総称)は、古来多くの木を平城京の造営などの用材に伐採したために禿げ山になったとされ、花崗岩が露出した独特の景観を持つ。足場がよいことから、戦後は「湖南アルプス」の名でハイカーらに親しまれてきた。その登山コースの入り口の手前に、林に囲まれた鉱物専門の博物館がある。事前に連絡を受けた場合のみ開館しているので、注意。

 田上山は明治期から花崗岩鉱物の山地として、日本で岐阜県恵那地方、福島県石川地方とともに三大産地の一つに数えられた。もともと水晶は飾り玉にするなどして産物となっていたが、トパーズは加工には向かないために放置されている状態だったという。これに目をつけたのは来日した外国人宝石商だ。地元の人々を雇って拾わせ、海外に持ち出されたトパーズは明治年間に700kgに及んだ。

所:大津市枝3-8-4
時:随時
休: 開館不定期(事前に電話でお問合せいただき、対応可能日のみ開館)
¥:大人(高校生以上)300円、中学生200円、小学生100円
TEL:077-546-1921  FAX:077-546-1921
P:3~4台
交:JR琶湖線「石山駅」から帝産バス「田上車庫」行で「枝」下車、徒歩3分
大津市枝3-8-4
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