甲賀市信楽伝統産業会館 「信楽焼ミュージアム」

Shigaraki Traditional Craft Center

信楽探索の出発点

 信楽焼は昭和50年(1975年)に伝統的工芸品として指定され、昭和52年(1977年)に地場産業の振興のため信楽伝統産業会館が開設されました。同館は建物の老朽化対策として、令和2年(2020年)、信楽高原鐵道信楽駅に近い現在の場所に移転しました。
 常設展示室においては鎌倉時代から現代までの信楽焼を紹介しています。穴窯の窯変、お茶とのかかわり、長野地区の大物陶器、勅旨(ちょくし)地区の小物陶器、海鼠(なまこ)をはじめとする釉薬を使用した陶器などが展示されており、伝統工芸としての信楽焼の概要を知ることができます。
企画展示室では信楽焼伝統工芸士会をはじめとする団体が年間15回程度の展覧会を開催しています。また玄関ホールにおいて伝統工芸士が制作の実演をすることもあります。
信楽伝統産業会館は駅に近いだけではなく、市民センターと共用の駐車場には約100台が収容できます。さらに信楽町観光協会による窯元やお店の案内もしていますので、信楽へお越しの際は、まず当館を訪ねていただき、産地のおおまかな姿をつかんでいただいてから、町中を散策されることをお勧めします。

一押しポイント!
 受付の横に伝統工芸士の小谷光二氏の作による直径1m30cmの大皿があります。これだけの大きさの品物は作るだけでも大変なのですが、皿の縁の部分を真横から片目で見ると、ほとんど歪んでいないことがわかります。職人技のすごさを感じてください。
ご案内
所:甲賀市信楽町長野1203
時:9:00~17:00
休:木曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
¥:無料
TEL:0748-82-2345 FAX:0748-82-2551
P:約100台(市民センターと共用)
交:JR草津線「貴生川駅」で信楽高原鐵道に乗り換え「信楽駅」下車 徒歩3分
  新名神高速道路「信楽IC」から車で約10分
V3H5+2J 甲賀市、滋賀県
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