米原市柏原宿歴史館

旅人が行き交った街道文化をしのぶ
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 米原市柏原は岐阜県境まで2kmの伊吹山の南麓に位置する。 江戸時代は中山道60番目の宿場町として栄え、現在も当時をしのぶ建物や常夜灯などが数多く残る。 柏原宿歴史館は、これら宿場町の文化の保存と活用を目的に、平成10年(1998)4月に開館した。

 伊吹山は古くから薬草の宝庫として知られ、もぐさの原料であるヨモギを産した。 旅といえばてくてく歩くしかなかった江戸時代、疲労回復にもぐさは必需品。 柏原宿では、伊吹もぐさを名物として販売し、全盛期には10軒ほどのもぐさ屋が軒を並べていた。 特に江戸、大坂まで広範な宣伝をおこなって繁盛したのが伊吹もぐさ本舗「亀屋佐京」という店。 「江洲柏原 伊吹山のふもと 亀屋佐京のきりもぐさ」と吉原の遊女に歌わせたという。 また、歌川広重の浮世絵にも描かれたお店は歴史館の向かいで今も営業しており、その歴史を刻んでいる。

 歴史館には、主として江戸時代の柏原宿に関する史料を常設展示している。 代表的なものとしては万治3年(1660)から昭和30年(1955)まで295年間の柏原の出来事を記した萬留帳(よろずとめちょう)、正徳年号(1711-1716)の高札、徳川将軍が上洛する際の休泊施設である御茶屋御殿の一石水甕、広重が描いた「木曽街道六十九次」の浮世絵(複製)などが挙げられる。 このほか、伊吹もぐさの版木、江戸時代の旅の小物、柏原宿で実際に勤めていた番頭さんをモデルにした様々な福助人形などを展示している。

 歴史館の建物は大正6年(1917)に建てられたもので、柏原地区では他に例を見ない贅沢な造りで、仏間・備後の中継ぎの畳・栂の柱など一見の価値がある。 平成12年(2000)、国の登録有形文化財に指定された。

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所:米原市柏原2101
時:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休:月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日(土・日の場合は除く)、12/27~1/5
¥:大人300円、小人(小中生)100円
TEL:0749-57-8020  FAX:0749-57-8020
P:30台(近くの海洋センターの駐車場利用)
交:JR東海道本線「柏原駅」下車、西へ徒歩約8分/名神「関ヶ原IC」から車で約10分/名神高速道路・北陸自動車道「米原IC」から車で約10分
米原市柏原2101
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