圧巻!MIHO MUSEUM 滋賀県立大学 渡邊 文乃 

 私がツアーの中で最も心に残っているのは、MIHO MUSEUMです。
 
 レセプション棟から美術館棟までは野外を通る道路でつながっているのですが、トンネルを抜けた先に見えた美術館の姿は圧巻でした。ちょうど紅葉のシーズンであったこともあり、黄色や赤に色付いた木々とそれらと同化するようにI.M.ペイ氏が設計した美術館棟。美術館に訪れたというよりも、おとぎの世界のような別世界に足を踏み入れたかのような感覚になりました。
美術館棟では、MIHO MUSEUMの学芸員の方に展示品の説明や施設内の案内をしていただきました。エジプト、西アジア、ギリシャ・ローマ、南アジア、中国、ペルシャ、中央アジアなどの作品が展示されており、それぞれの地域の特徴的な美術品を間近でみることができ、大変勉強になりました。
また、普段は入ることができない美術館のバックヤードも案内していただきました。美術品を守るためのセキュリティシステムや、美術品を清掃、修繕するための部屋があることを知り、貴重な美術品を多くの人に見てもらうために、様々なことに気を配っているのだということがよくわかりました。
日頃から日本の歴史や文化を勉強していることもあり、日本の文書や美術品を見る機会はあったのですが、アジアなど日本以外の国の美術品を見る機会はあまりなかったので、とても新鮮な気持ちで館内を回ることができました。時間の都合もあり、すべてをじっくりとみることはできませんでしたが、学芸員の方がわかりやすく説明してくださったので、楽しく学ぶことができました。次はぜひ、今回見ることができなかったそれぞれの地域の美術品を見て回りたいと思います。

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