冬季企画展「平山郁夫―引き寄せられた中国書画―」 観峰館

 日本画家で文化勲章受章者の平山郁夫(1930~2009)は、1968(昭和43)年より以後40年の間に中国・シルクロードを旅し多くの名作を遺すとともに、後半生を、地球上の貴重な文化遺産・文化財の保護修復活動に捧げました。
 
 1979(昭和54)年9月、平山は念願であった敦煌莫高窟を初めて訪れ、これ以後、常書鴻をはじめ多くの中国書画家と交流し、作品の贈答を受けました。これらの書画作品は、平山個人や夫妻のために描かれ贈られたものばかりで、すべて本展で初公開となるものです。また、中国における平山肉筆のスケッチや美知子夫人の日記から、平山の中国・敦煌における足跡をたどるとともに、平山が生涯のテーマとして描き続けたシルクロード作品の中から、中国原風景の本画・素描・大下図を併せて展示します。

 本展は、これまで詳細にされていなかった平山郁夫の中国・シルクロードにおける歩みを、平山郁夫シルクロード美術館の協力のもと、改めて整理し直す試みです。本年は、平山没後10年の節目であると共に、平山が敦煌を初訪問してからちょうど40年の節目でもあります。平山の元に引き寄せられた中国書画作品を通じて、その人柄を偲んでいただくともに、新たな“平山郁夫ワールド”をお楽しみください。

【開催場所】
観峰館 新館展示室
【開催期間】
平成31年2月1日(金)~3月21日(木祝)
休館日:2/12、3/11
【開館時間】
9時~17時(ただし入館は16時まで)
【入館料】
大人500円、高校生・学生300円、
※各種割引有
詳細は、http://www.kampokan.com/をご覧ください。

 

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