江戸時代の栗東には、東海道と中山道という2つの街道が通っていました。
栗東には宿場はありませんでしたが、街道の途中の休憩所である「立場」が3か所に置かれていました。東海道では、名薬和中散発祥の地とされる梅ノ木立場(栗東市六地蔵)、目川田楽と菜飯の名物で知られる目川立場(栗東市岡)、中山道では、和中散を扱う店舗が置かれていた中沢立場(栗東市中沢)です。
この特集展示は、和中散や目川田楽に関する資料のほか、旧和中散本舗大角家(国指定重要文化財)に伝わる美術作品や、目川立場に生まれた画家・岡笠山の近年新たに発見された作品を紹介し、立場のにぎわいを感じていただく機会とするものです。
【関連企画】
・展示解説会:6月4日(日曜日)14時から
・現地見学会「東海道をあるく~手原駅周辺を中心に~」
栗東歴史民俗博物館が開催する特集展示「立場のにぎわい」(会期:5月20日土曜日から6月25日日曜日まで)の関連企画として、JR手原駅周辺の東海道をあるき名所旧跡を訪ねる現地見学会を開催します。
日時:6月10日(土曜日)
10時 手原駅 集合、15時(予定)栗東歴史民俗博物館 解散
定員:30名(要事前申込、先着順。5月20日土曜日より受付)
参加費:1,200円(見学料、資料代)
協力:栗東市ボランティア観光ガイド協会