伝教大師最澄没後1200年企画展(第87回企画展) 「仏像をなおす」大津市歴史博物館

 延暦7年(788年)に伝教大師最澄によって比叡山寺(比叡山延暦寺)が創建されて以降、大津は日本仏教の中心地として膨大な質量の仏像や神像が造られ、現在も彫刻の指定品の数は京都市と奈良市に次いで3番目に多い市として知られています。これらは、数多く造立されただけでなく、何度も修理や復興によってなおす、つまりもとの良好な状態に戻すことが行われてきたからこそ、現在にその姿を伝えています。
 本年は、比叡山延暦寺を開創した伝教大師最澄が、弘仁13年(822年)に没して1200年にあたります。それにあわせて、延暦寺では根本中堂をはじめとした多くの文化財の修復を行い、それにともなって数々の発見や見直しがありました。本展では、市内の寺社に現存する、修復や復興関係の史料や宝物を展示し、破損や亡失された仏像や神像が元通りにされてきた歴史を紹介します。

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