滋賀サファリ博物館

Shiga Safari Museum

「安心して猛獣・珍獣を間近で観られる剥製博物館」

野生動物の殿堂で本物に肉迫する迫力を体験

 陶都信楽の出入り口、新名神信楽I.Cを降りて直ぐ右に位置する「滋賀サファリ博物館」は日本でも稀にみる珍しい希少動物の剥製が集められた自然博物館です。展示されている動物はすべて、買い集めたのではなく、一人のハンターが、各国政府の許可を得て猟獲したものです。ワシントン条約を批准する日本に、現在は持ち込めない動物も沢山いて貴重な存在となっています。

「建物正面で入館者を出迎える“アルテミス”の銅像」
 館名が冠する「サファリ」とは、もともとスワヒリ語で「旅」を意味しますが、昔、人々は生きる為に獲物を求めて狩りに旅立ちました。それが「狩猟の旅」に転化し、又近年動物保護や自然動物公園及びそれらを観察する意味にも使われる様になったが、ここでは最初に転化した「狩猟」の意味に使っています。

「立った北極熊が皆さんを迎える」
 本館に入ると真っ先に目に飛び込んでくるのが、一番奥に立っている北極熊です。真っ白い毛と持ち上げた両手が周りの氷原に映え、一気に見る人を驚かせます。これからが感動の始まりです。

「世界中のハンターが狙っている捕獲の難しい獲物」
 世界三大(獲物)ゲームと呼んでハンターにとって最も捕獲の難しい獲物。それは、アルタイアルガリとマルコポーロシープそしてアジアアイベックスです。これらは生息数が極端に少なく、生息地が断崖絶壁の高地であり、俊敏な行動で人をも寄せ付けない性格から、なかなか捕獲するのが難しくハンターにとっては羨望の獲物であります。この3頭が1か所にそろって見られる所は世界でもここだけです。

「いちばん珍しいのは世界4大珍獣の1つ“ボンゴ”」
 渡り廊下を奥に進むと、アフリカ館があります。シマウマを追いかけ獲物にする瞬間のライオンは迫力満点。背の高過ぎるキリンは建物の天井に頭がつかえるため、首をかしげるポーズにして展示する工夫がされています。今は絶滅危惧種に挙げられているシロサイもいます。4メートルもある体長は何と3トンもの体重があり圧巻です。
世界4大珍獣とはジャイアントパンダ、コビトカバ、オカピー、そしてボンゴですが意外と知られていない動物です。アフリカの密林に生息する偶蹄目ウシ科ボンゴ属の動物です。ボンゴは別名「森の魔術師」と呼ばれています。これはハンターが狙っても物音に気付いてサッと消えるからだと言われています。ボンゴを展示しているのは日本では当館だけです。しかも雄・雌2頭います。
 その他、カナダのヘラ鹿ムースやアフリカ象の顎と象牙、国内の鹿や猪、総展示数は140点にも及び、一度は観てみたい博物館です。これら貴重な動物を是非一度ご覧になって下さい。

一押しポイント!
初代館長の近藤幸彦さんが生涯をかけて世界中を回り猟獲した野生動物の剥製で今では捕獲出来ない動物が沢山います。
ご案内
所:甲賀市信楽町黄瀬2854-2
時:9:30~16:30
休:土曜・日曜と祝日のみ開館
¥:大人500円 中・高生300円 小学生200円 乳・幼児無料 団体割引(10人以上)身障者割引有
TEL:0748-83-0121 FAX:0748-83-0122
P:50台
交:R草津線「貴生川駅」から信楽高原鐡道に乗り換え、「紫香楽宮跡駅」下車、
北へ300m左側。JR琵琶湖線「石山駅」から帝産湖南バス「信楽」行で「雲井駅」下車北へ900m左側。

 ホームページ

甲賀市信楽町黄瀬2854番地2
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