愛荘町立歴史文化博物館

Aisho-cho Historical Museum

湖東三山金剛輪寺と渡来系氏族「依智秦氏」を紹介

 愛荘町立歴史博物館は、〝紅葉スポット〟としても人気の高い天台宗の古刹、金剛輪寺の惣門をくぐり抜けた、参道沿いに立地しています。建物は日本古来の寺院建築による構成を取り入れた造りで、展示棟(いざないの館)と管理棟(いにしえの館)の二棟で構成されています。
平成6年(1994)に秦荘町歴史文化資料館として開館し、現在は愛荘町内の歴史資料などの保存活用を図るとともに、湖東地域の歴史文化、金剛輪寺の仏教美術などの魅力発信に努めています。
 エントランスホールでは、乾元2年(1303)に河内鋳物師の河内助安が鋳造した滋賀県指定文化財の金剛輪寺梵鐘を展示し、特別展示室では、明治初期に金剛輪寺から国外に流出した金銅聖観音坐像(現在は米国ボストン美術館所蔵)の複製をはじめ、町指定文化財の金銅瓶鎮柄香炉(平安時代)のほか、安孫子神社鏡像(平安時代)、上蚊野八幡神社木造狛犬(室町時代)」などを公開しています。なかでも、金銅聖観音坐像は、文永6年(1269)に犬上利吉を願主として西智が造立したもので、縁者として古代の愛知郡で大きな勢力を築いた「依智秦氏」が確認できます。
 また、展覧会は特別展(春・夏・秋)と企画展を年に各3回開催。特別展は、町民の文化意識の向上を目的に、町内に限らず湖東地域や近江で歴史的・文化的価値の高い資料や作品などを展示し、一方、企画展では、地域に残された歴史遺産や館蔵品を中心に愛荘町の歴史や文化を紹介しています。
施設には山紫水明を基本とした日本庭園が併設され、庭園内には屏風岩を背景に水面に張り出した能舞台が設置されています。5月の連休に開催される「春の芸能鑑賞会」では、能舞台上で「子ども能楽教室」の成果発表や県立愛知高等学校音楽部によるグリーンコンサートなどが行われます。
 その他、博物館では、町内の歴史文化に関する講演会や現地探訪講座を開催。毎春には、町内にある小学校の課外授業の一環として「依智秦氏の里古墳公園」で火おこし体験や古墳の石室見学などの体験学習を実施しています。

一押しポイント!
館周辺には、「依智秦氏の里古墳公園」「目賀田城跡公園」「西澤眞藏記念館・郷土の偉人館」があります。
ご案内
所:愛知郡愛荘町松尾寺 878
時:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休:月・火曜日(祝日は開館)、祝日の翌日(土・日、祝日の場合は開館) 、年末年始、11月は全日開館
¥:大人300円、小中生150円
TEL:0749-37-4500 FAX:0749-37-4520
P:300台(金剛輪寺)
交:JR琵琶湖線「稲枝駅」もしくは近江鉄道「愛知川駅」「豊郷駅」から「愛のりタクシーあいしょう」で「金剛輪寺」下車、徒歩1分/名神高速道路「湖東三山スマートIC」から車で1分、「彦根IC」から車で15分

 ホームページ

愛知郡愛荘町松尾寺878
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