田上郷土史料館

青年たちが保存に努めた消えゆく農村文化
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 大津市の東南端に位置する田上地域は、大戸川が瀬田川に流れ込む途中で土砂を堆積させてできた盆地で、古くから集落が形成され農業を中心とした生活が営まれてきた。しかし、日本が高度経済成長期に入ると農村生活も一変し、家屋の新築や改築があいつぐ中、旧来の農具や生活用具は破棄もしくは焼却の運命をたどる。そうした光景を見るにしのびず、有志が品々を持ち寄り真光寺境内に保管。やがて、収蔵室の計画が出され、昭和43年(1968)、旧集会所を解体して、真光寺境内に移築、収集した民具を収蔵・展示する史料館が誕生した。以来30年余り、運営費は自治会が拠出している。

 物自体の収集活動とともに、地域内のさまざまな民俗資料の写真撮影も行われてきた。大津市教育委員会や滋賀県民俗学会の専門家の協力も得て発行されてきた館報(「田上の民俗」「田上のあしあと」「田上の寺院」「田上集の里」の4巻)には、それらの写真もふんだんに掲載されており、資料的価値が大きい。

所:大津市牧1-8-32
時:随時
休:無休(事前連絡をお願いします)
¥:無料
TEL:077-549-0369  FAX:077-549-0369
P:10台
交:JR琵琶湖線「石山駅」から帝産バス「信楽」行にて「平野」もしくは「牧」下車、徒歩5分
大津市牧1-8-32
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