令和5年度夏季テーマ展 「街道とものがたり ふくらむ旅へのあこがれ」草津市立草津宿街道交流館

江戸時代、人々は伊勢参りや都見物にあこがれ、多くの人が実際に各地へ旅するようになりました。各地の風景を伝えた浮世絵や、名所や名物を伝えた名所記(当時のガイドブック)とならんで、人々の「旅ブーム」を後押ししたもののひとつに『東海道中膝栗毛』(十返舎一九著)などの旅を描いた物語の存在がありました。当時の人々は、名所や名物を楽しみながら、旅をする登場人物たちの姿と自らの姿を重ね合わせ、「いつかはこんな旅がしてみたい」と思ったことでしょう。
また、街道や宿場には、多くの伝承や伝説が残され、古くから語り継がれてきました。例えば、瀬田の唐橋や三上山が登場する「藤原秀郷(俵藤太)の百足退治伝説」は現代でも広く知られています。これらの伝説は、名所記・浮世絵などの題材として取り上げられ、伝説の舞台となった場所を訪れることは旅の楽しみのひとつでもありました。
本展では、浮世絵や出版物などの資料から街道や宿場を舞台に繰り広げられる物語や伝説をご紹介します。

開催日程:2023年7月15日(土)~ 8月27日(日)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:7月18.24.31日、8月7.14.21日
会場:草津市立草津宿街道交流館
観覧料:大人200円(160円)、高校・大学生150円(120円)、小中学生100円(80円)
※( )は20名以上の団体料金 ※史跡草津宿本陣との共通券あり
主催:草津市・草津市教育委員会

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