近江・滋賀県を象徴する琵琶湖・・・そのシンボル的存在は、日本・世界でどのように見聞され、認知されるようになったのでしょうか。公益財団法人日本習字教育財団 観峰館(東近江市)と栗東歴史民俗博物館が共催する本展では、各博物館の収蔵品からその問題に切り込んでいきます。
栗東歴史民俗博物館では、『里内文庫資料』(滋賀県指定有形文化財)の資料を中心に、江戸時代につくられた古地図や地誌などを展示します。
観峰館では、初公開の西洋古地図を中心に、西洋の人びとが日本そして近江・琵琶湖をどのように認識し地図に描いたか、その変遷を追っていきます。あわせて、日本の版本やちりめん本「俵の藤太」に描かれた琵琶湖を紹介します。
身近な存在である「琵琶湖」が、私たちの誇りと思えるような機会になれば幸いです。
【関連企画】
1.ギャラリートーク(展示解説会)
両館の担当学芸員が、揃って展覧会の解説を行います。
日時:10月15日(土曜日)14時30分から 観峰館会場では、10月8日(土曜日)14時から開催します。
2.講演会「近江八景の誕生とその広がり」
近世の近江を代表する名勝であり、現在でも地域の方々にとって馴染み深い「近江八景」の歴史を紐解いていきます。
講師:鍛治 宏介 さん(京都学園大学 人文学部 准教授)
日時:10月29日(土曜日)14時から16時まで
場所:栗東歴史民俗博物館 研修室
参加費:200円(資料代)
【共催展示】
企画展「琵琶湖誕生―日本・世界が見聞した琵琶湖―」
会場:観峰館(東近江市五個荘竜田町136)
会期:11月20日(日曜日)まで、月曜日休館(休日の場合は翌日が休館)
※観峰館会場は別途入館料が必要となります