特集展示「戦国のいのり」(7/23~9/6)栗東歴史民俗博物館

 長享元年(1487)9月、室町幕府の第9代将軍・足利義尚(1465~89)は、近江国の守護・六角高頼(?~1520)を討つために自ら出陣し、鈎(現在の栗東市上鈎・下鈎、安養寺一帯)の地に陣を構えました(鈎の陣)。
 しかし、長享3年(1489)3月、義尚は目的を果たすことなく、鈎の陣に没します。室町幕府の弱体化・将軍の権威失墜をさらけ出すこととなった“鈎の陣”は、歴史の大きな転換点であり、戦国時代の扉を開く一大事件であったということができるでしょう。
 この展覧会では、室町時代から戦国時代にかけての戦乱の時代にあって、戦国時代の幕開けに大きな役割を果たすこととなった栗東の地で花開き、人びとの心をとらえていった信仰について、真宗文化を中心に紹介します。
 なお、この展覧会は、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、一旦は中止した同名の特集展示の内容を踏まえ、改めて企画したものです。

※会期中の休館日:毎週月曜日(8/10をのぞく)、8/11(火曜日)

http://www.city.ritto.lg.jp/hakubutsukan/

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