令和2年(2020)10月、観峰館は25周年を迎えます。それを記念して、観峰コレクションによる「耄耋(もうてつ)」を画題とする中国絵画の展覧会を開催します。
中国では、猫は「耄(もう)」と発音が通じ、蝶は「耋(てつ)」と発音が通じ、また『礼記(らいき)』に「七十を耄といい、八十を耋という」と記されていることから、猫と蝶とを描いた「耄耋」は、長寿を願うおめでたい絵画として知られています。猫との組み合わせは、蝶だけに留まらず、牡丹、菊、魚などの動植物に及び、吉祥の寓意(ぐうい)とともに親しみのある猫の絵画は、時代を問わず、多くの人びとに愛されてきました。
この展覧会では、当館が所蔵する近代中国絵画56点の作品を通して、愛らしい猫たちの競演をご覧いただきます。世界的にみても、「耄耋」をテーマとする展覧会は、これまでほとんど開催されなかったものです。現代の不安定な社会状況だからこそ、近代中国絵画ならではの、かわいい「ヘタウマ」な猫たちに癒されてください。
【図録】全作品を掲載しています。オールカラー、24ページ。限定500冊です。通販もあります(要送料)。購入者には、オリジナルポストカード等の特典が付きます。
【特別企画】
開館25周年秋季企画展「耄耋ってニャンだ!?-吉祥の願い-」では、観峰館FacebookやYoutube、その他SNSを利用された方に対し、特典があります。ぜひご利用ください!!詳しくは、観峰館ホームページをご覧ください。