友禅染の下絵に使われることで知られる青花紙をテーマに取り上げます。現在は草津市上笠で生産されている青花紙ですが、かつては旧栗太郡の広い範囲で生産されていました。
平成28年度、現在も生産が続けられている草津市と、かつて生産していた栗東市、旧栗太郡を構成した2市が連携して、旧栗太郡の特産品として知られた青花紙をテーマに展覧会を開催します。
展覧会では青花紙はもちろん、原料となる青花の歴史、生産技術はもちろん、製品となった青花紙が旧栗太郡から全国へどのように流通しているのか、友禅染や絞り染めとその職人の世界でどのように利用されてきたのかについても紹介し、あまり知られていない青花紙について理解を深めていただける機会になればと考えています。
多くの皆様のご来館をお待ちしています。
【関連企画】 ※1.および3.は7月2日(土曜日)より先着順で受付
1.現地見学会
青花畑の見学と花弁の摘み取り作業体験
日時:7月17日(日曜日)9時45分から11時15分まで
場所:草津市上笠(詳細は、お申し込み下さった方にお知らせいたします)
講師:草津あおばな会
参加費:200円
定員:20人(要申込)
2.講演会「浮世絵の色―江戸ッ子の愛した青花の色」
友禅染めや絞り染めの下絵に用いられることで知られる青花紙。かつては浮世絵などに絵具としても用いられてきた青花についての講演。
日時:7月17日(日曜日)14時から16時まで
場所:栗東歴史民俗博物館 研修室
講師:千葉市美術館 副館長 田辺 昌子 さん
参加費:200円
3.青花紙づくり体験会
青花の花弁から絞り取った汁を紙に塗りこむ作業体験。
日時:7月30日(土曜日)10時から12時まで
場所:栗東歴史民俗博物館 旧中島家住宅
講師:草津あおばな会
参加費:200円
定員:20人(要申込)
【連携展示】
草津宿街道交流館・平成28年度夏季テーマ展 草津市・栗東市連携展示「KURITA BLUE-名産青花紙の生産と流通-」(会期:7月30日土曜日から9月4日日曜日まで)