概 要~観峰館に集う、東近江地域の仏教絵画の名品たち~
滋賀県は、古くから仏教文化の栄えた歴史的風土を持つ地域です。観峰館の在る東近江地域にも、臨済宗の大本山・永源寺を中心とする禅宗寺院が点在するほか、聖徳太子の開基伝承を持つ石馬寺や観音正寺、他宗派の寺院があります。京都との程良い距離感は、京都の影響を受けつつも、独自の文化を築いてきた場所であり、皇族・公家からの寄進により宝物となった美術品も多くあります。
本展は、東近江地域に伝わる仏教絵画を中心に、その地域性に焦点を当てるとともに、近江所縁の禅僧を輩出した寺院の作品を含め、地域が大切に守り伝えてきた貴重な文化財の数々をご覧いただきます。10箇所の寺院の所蔵品から、平安時代後期から江戸時代後期までの、幅広い年代の 約40作品が一同に介し、東近江市指定文化財を含めた初公開の作品も多数展示します。
地域が育てた文化の力を感じ取ってください。
30.2/1~3/21冬季企画展「近江仏画めぐり」を開催します。 観峰館