令和5年(2023)度 情報交換会「SNSでの発信について」レポート

A.タイトル①:「SNSでの発信について」
B.講師:福井ゆめ氏 滋賀県総務部琵琶湖ボートレース局 *元琵琶湖博物館広報担当
C.日時:令和5年10月19日(木)、13時30分~14時40分
D.タイトル②「クラウドファンディングの活用について」
E.講師:植田淳平氏 (合同会社MediArt 代表社員) *クラウドファンディング支援業務
F. 日時:令和5年10月19日(木)、14時50分~15時50分
G.会場:滋賀県立琵琶湖博物館
H参加者:49名
F.概要

 令和5年度の滋賀県博物館協議会・研修委員会が主催する情報交換会は、令和2年(2020)にリニューアルグランドオープンした滋賀県立琵琶湖博物館で実施されました。まず、研修委員会の皆さんをはじめ、関係者の皆さまのご尽力に感謝申し上げます。
 情報交換会では、福井ゆめ氏から「SNSでの発信について」と題した講演が行われ、「SNSについて」「びわこのちからチャンネルの紹介」「オンラインで終わらない工夫」についてのお話がありました。Line、Facebookといった種々あるSNSの特徴や利用状況、そして若者のテレビ離れやタイパ主義により、自ら発信を行っても届けることが難しい世代へ認知させるにはショート動画も制作するなどの工夫を紹介していただきました。館側からしては大したことない情報が、一般の方には喜ばれる場合がある点が印象的でした。そしてSNSなどのオンライン発信は「来場のきっかけ」であり、新規顧客に来場してもらう工夫も必要となることが改めて確認できました。
 植田淳平氏による「クラウドファンディングの活用について」の講演では、プラットホームや支援金の種別など実際に活用する際の基礎となる情報を紹介していただきました。また植田氏も携わった滋賀県最古の私設図書館である江北図書館の事例を挙げ、支援者へ訴えかけるポイントや支援金を提供しやすくする工夫、ファンドレイジングの必要性について学ぶ機会となりました。
最後に琵琶湖博物館にてトンネル水槽をはじめとしたアクリルをクラウドファンディングによって改修する計画についても共有され、こうした活動を身近に感じて今後の運営で取り入れていく必要性を実感する研修会となりました。

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